****当店からのアドバイス****

 

タイヤの購入
タイヤの種類は、色々あり迷う人が結構います。レースタイプからレジャータイプまでさまざまですが、使用目的を重視して、選択したいものです。サーキット走行を目的にして、開発されたタイヤはバイクのセッティングに注意しなければなりません。ノーマルの状態で、タイヤを装着した場合、特に高速走行においてハンドルのブレや車体のブレが出たりします。この対策は、足回りのセッティングでだいたい解消できます。しかしあくまでサーキット向けのタイヤなので100%解消と言うわけには行きませんが??
スポーツタイプとツーリングタイプは、一般公道向けに作られています。スポーツタイプは、ちょっと小意気にワインディングロードなどを、楽しむ人などには最適なタイヤです。ツーリングタイプは、ロングツーリングなどに最適です。グリップ力の良いスポーツタイプは耐磨耗性が落ちます。今までのお客さんの話から、だいたいの走行距離は約6000Km前後です。あくまで平均ですが早い人は3000Kmから良く持った方で8000Kmぐらいです。ツーリングタイプ の走行距離は、約10000Km前後の人が多いようです。しかし連続で高速走行をされる方などは、約6000Kmから8000Kmぐらいで無くなってしまう人も見られます。
タイヤサイズ
タイヤサイズは、車種によってだいたい決まっていますが、よく聞かれるのが1サイズアップです。バイクは、4輪車と違いタイヤサイズを変えると乗り味の変化が敏感です。特にフロントサイズなどを太くしたりすると、バイク自体の取り回しやバンクさせた時の感じが重く感じる事があります。フロントはできるだけ標準サイズの装着をお奨めします。それとバイクタイヤは、タイヤ形状が丸くなっていますので、できるだけホイールのリム幅もタイヤにあった適性の幅でへの装着をお奨めします。狭いリム幅に太いタイヤを装着すると、タイヤ形状が縦に長くなるよな形になり、走行時(バンク時)に安定した接地面積を得られず、転倒の危険性が高くなります。また、車輌への装着も気をつけなければなりません。フェンダーやスイングアームなどへの干渉が考えられます。前もって計測してサイズを選んだ方が良いと思います。
新品タイヤ
新品のタイヤは、正直言ってスベリます。よく当店に来店された方で当店が出てすぐ転倒してしまう方がいらっしゃいます。特に気温が下がる夏の終わりから秋にかけてが危険です。体感温度と路面温度が下がり始めた頃、夏と同じ感覚でアクセルを開けてしまいスベッテしまう事が多いようです。新品タイヤを、装着した時は慣らし走行が必要です。だいたい距離で100Kmぐらいです。この間は、急加速や急ブレーキなどやバンク時のスピードなどを、なるべく落としてコントロールしてください。せっかく新品タイヤをつけてすぐ転倒してしまうと、気分は最悪です。我々もとても気まずい気分です。
タイヤの保管
タイヤの保管ですが、なるべく直射日光を避け雨風の当たらないところに保管してください。せっかく新品タイヤを入れても、冬場に乗らなくなり春になってタイヤがヒビワレしていた、なんて事もあります。できるだけ屋根下でボディーカバーなどをかけて保管してください。タイヤのヒビワレは、バイクタイヤの場合4輪タイヤに比べて早く起きます。早くて1年、遅くても3年ぐらいで、直射日光にさらされているとおきます。特に5年以上眠っていた車輌を乗り出すならタイヤ交換は、絶対必要です。
パンク修理
パンク修理したタイヤは、早めに交換をお奨めします。バイクタイヤは、丸い形状をしていますからバンク時の負荷のかかり方が、4輪とは違うので漏れてしまう事があります。また最近、パンク修理剤でスライム状の液体を入れている人が見られます。この修理剤は、応急ようです最初から入れて、走行するものではありません。入れたままにして置くと中で固まってしまい、いざパンクした時に意味がありません。また長期間入れたままにして置くとタイヤとホイールの密着部分に入り込みエアー漏れを起こす事があります。それとチューブタイプのチューブの中に入れると、中で玉状に固まって、ホイールバランスが取れない事もあります。とにかく入れるのは、応急の時だけにした方が良いと思います。
中古タイヤ
最近、インターネットや個人売買でサーキット走行をした中古タイヤの売買が見られますが、確かにタイヤの溝は残っていてまだ走行可能の様に見えます。一度サーキットで走ったタイヤは、グリップ力がかなり低下しています。特にタイヤの表面が青光りしたタイヤは、ハードな走行は危険です。レース用のタイヤで青光りしたタイヤを装着して、峠などを走行して転倒した話を聞きます。できれば街乗り程度にして欲しいと思います。
今後、気が付いたことや、質問等にお答えした事などを、書き込みしていきたいと思います。